薬局で、のどの薬を買ってきた。「唾を飲み込むときに痛いんですが」と薬剤師のおじさんに言うと、「咳はでないのね」とにかーっと笑いながら顔を近づけてくる。何。「ええ、でません、痛いだけです」と答えると、「それは喉の血の流れが悪くなってるんでね。いい薬があるよ。これ」と、錠剤の薬を勧める。咽頭炎口内炎に聞くと箱には書いてあり、おお、口内炎にも聞くならちょうどいいではないか、と「それください」とお願い。

「これも一緒に飲むとね、早く治るよ」といやな一言。薬だけでいいのに、と思うが、一応話は聞いてみる。リコリスとかいう、水かお湯で薄めて飲む甘いドリンクだった。かぜの引き始めに飲むものらしい。いらなーい、と思ったのだが、まあ、早く治るのならと思って一緒に購入。両方で2000円以上した。高い。漢方のA先生のところへ行けば、保険適応で数百円ですんだろうに。失敗。まあしかたない。昼間は出かける暇はなかったし。

ついでに、「鎖骨のところのくぼみをゆっくり10秒押して、を10回やるといいよ」と喉の痛みのツボを教えてくれた。親切なおじさんだが、話すときにやたら顔を近づけてくるのが不思議であった。下の歯並びががたがただった。

リコリスは、カラメルの味がした。おいしかった。甘草が入っていて、炎症を抑えるそうな。

今日は、昼間はエアコンをつけずに我慢した。保冷材をタオルに撒いて首にまくというエレガントないでたち。結構我慢できるものであった。