横になって、枕で首をサポートしている方が楽なので、一日ベッドにいた。本も読んだが、そのまま寝てしまったりして、今午前3時で目がらんらんとしている。睡眠導入剤さえ効かない。気持ちがワサワサする。

おまけにまた銃乱射のニュース。心が落ち着かない。もうね、だめよ、銃規制しないと。あんなものがあったら、私だって使わないとは言いきれない。カッとなったとき、絶望感を感じたとき、あんなに簡単に人や自分を傷つける武器が手元にあったら、絶対にまずい。

大学のとき、仲が良かった同級生のメリケンの女が、アパートに銃を持っていると言っていた。本当だったんだろうか。当時19歳だったが、銃を持つことなど出来たのか。父親に持たせてもらったと言っていたと記憶しているが、本当だったのか謎。見せてもらったわけではない。彼女曰く、泥棒が入ってきて、テレビやステレオを盗むくらいだったら、だまって持っていかせるが、自分の命にかかわるようなことをされそうになったら、躊躇なく銃を使う、と言っていた。「へえ」としか返せなかった。究極の異文化体験だった。

私は本物の銃を触ったこともなければ、見たこともない。以前、Pに銃を触ったことがあるかと聞いたところ、「当たり前だ」との返事。フィンランドでは、男性は軍の訓練に行かねばならないのを忘れていた。

習った技術を使わなくてすむような世界がいい。

ばあ様が入院中、だまって横になっていたと思ったら、突然、言った。
「戦争はね、絶対いけんよ。絶対だめ。」