夜11時を過ぎた頃、ばあ様の部屋から叫び声が聞こえたので、仰天して行ってみた。ベッドに座ったばあ様は、「ゆ、夢を見た」と息を荒くしている。もうびっくりさすなよ、と思いつつ、何の夢か聞いてみた。「あんたが5歳くらいで、こーんな大きないりこを口に入れようとするから、”喉につまるよ!”言うて止めるのに、聞かずにこうやって食べようとするんよ」とジェスチャーつきで説明。巨大ないりこ、それは怖い(煮干しのことね)。
「トイレに行きたかったから夢を見たに違いない」とばあ様は笑いながらベッドから出たが、私は「それより、暑いから悪い夢を見たんじゃないの」とモコモコフリースのソックスを履いた足を見て言う。「それもあるかもね」とすんなり脱いだので良かった。
しかし、驚いたわ。