熱も下がったし、「今回は回復が早いな」と思いながらバス停へガシガシ歩いていったところ、たどり着くころにはちょっとめまいがして胃の辺りがまた変な感じになり、「出かけるのは早すぎたわ」とちと後悔した。というか、歩くのが早すぎた。ただでさえprone to fallなのに、病み上がりはもっとゆっくりと歩くべきである。
で、結論として、今度こそ終わったわよ、根幹治療、このヤロー。薬を前回より奥まで入れたが、痛みも全然感じず。その後レントゲンを撮って位置を確認し、問題ないということで終わり。去年の5月から通院し、9ヶ月である。泣。これで打診痛の様子を3ヶ月から1年ほど見て(まだ当たるとちょっと響き、without painではない)、その後最終的な薬を入れて、本当の本当に終わりとなる。
今日は410円。自動支払機にお賽銭のようにチャリリーンと小銭を入れて大学病院を去った。

帰りにお祝いにおいしいものでも、と行きたいところだったが、何しろ胃の調子が悪い。デパ地下を歩いても何も欲しくない。なんと珍しいことか。
手芸店でかぎ針を買おうかと上階へ行ったものの、別に今必要じゃないからいいかと思いやめた。同じ階で江戸の物産展をやっていたのでのぞいてみた。包丁とか江戸切子とか、職人技の光るものがいろいろあった。木製のフォークやスプーンを売っている店があり、「あ〜、なんという幸運」と喜んだ。お茶缶から茶葉をすくう木のおさじをずっと探してたのだ。今、家で使っているものは宮島の木で作ったとかいうもので、使い勝手がよく気に入っているのだが、街中の店では見当たらず、また宮島まで行かないといけないのかと思っていたのだ。まさに私の求めていたサイズのものがあって良かった。フィンランドに持っていく。

歯の治療から放免されたので、これで次回のフィンランド行きも計画が立てやすくなった。とはいえ、まずこの体調の悪さを治し、確定申告し、ばあ様と両親の様子を確認しなければならない。窓も拭きたい。視界が悪い。どんだけ掃除してないのよ。