昨日、歯医者に出かけるとき、この冬は一度も履いていない茶色のブーツを履こうと箱を開けたら、中には黒いブーツが入っていた。
「え、黒?!」と声が出た。
黒いブーツはフィンランドにおいてきたと思っていたのだが、おいてきたのは茶色のブーツだったらしい。黒があったんなら、もっと履けば良かった。今年買ったカーキばかり履いていた。もう空気もゆるんで春っぽくなってきたので、ブーツを履ける期間ももうすぐ終わる。

カーキのブーツだが、ランズエンドのレインブーツである。通販で買った靴では珍しく良かった。この店の商品にスタイリッシュさはあまり期待しないのだが、これは違う色でもう一足買ってもいいかなと思うくらいであった。今、セール中

筒が大きいので、ジーンズもタックインできるし、合皮だがそんなに安っぽく見えない。レインブーツだとは言われなければわからないと思う。いたって普通のライディングブーツである。5.5センチのヒールのうち、2センチがシークレットヒールになっているのは私には余計なことで、見た目通りの3センチヒールで十分なのだが、靭帯がヨレヨレになっているこの足でもスタスタ歩ける。普段23センチだが、これは23.5センチにした。ちょっと中で足が動くので、最初はタイツだけで歩き回ると足の裏が擦れた感じで痛くなったが、もう慣れてなんともなくなった。
雨の日にも履いたが、以前オンラインで買ったレインブーツとは名ばかりの水しみまくりブーツとは大違いで、問題なく歩けた。当然なんだが。
フィンランドで履けるように求めていた、ブーツインできるシティ仕様のレインブーツにもっとも近い商品であるが、ソールのすべりにくさ具合はなぞである。ころびやすい私には重要ポイントだが、これはフィンランドの雪道で実際に試さねばなんとも言えない。やっぱり踏み固まられた雪道にガシガシ食い込むスタッドがないと無理かな。
ファスナーの取っ手のカーキ色が、ちょっとはげて銀色になってきたところが値段相応ではある。届いた直後は、ゴムというか、においもあったが、これは数日で無くなった。今、安くなっているので「買っておいたほうがいいのかもしれない」などという気になっているが、今持っている一足ですべり具合を確認してからでいいかな。セールという文字に躍らされるカモ。