アメリカの高校のとき、先住民について勉強するfield tripがあった。よく覚えていないのだが、船に乗って行ったので、どこかの島だったのかもしれない。それが博物館だったのか、実際にまだ先住民の人達が住んでいるところだったのかも記憶にないのだが、唯一鮮明に覚えているのが、昼食時に見た音楽と踊りのパフォーマンスである。鳴り続ける太鼓の音というのは、人をトランス状態にするということを初めて経験した。パフォーマンスが終わって皆の拍手が聞こえたとき、はっと覚醒した。催眠術にかけられたみたいだった。誓って居眠りしていたのではない。今までの人生の中で、そういう気分になったのはあのときだけだ。
また見てみたい。和太鼓でもそんな感覚を味わえるかなあ。