噂 (新潮文庫)

噂 (新潮文庫)

単純におもしろかった。次が気になって一気に読めるミステリー。父から借りてきたのだが、帯が取り除かれていたため、「衝撃のラスト一行」という売り文句をまったく知らずに読んだため、まったくもって最後の最後で「っえ~」(暗め)と後味の悪い思いをした。私にとっては、衝撃というより、ただ単に嫌な気分になるエンディングであった。そうは言っても、著者のほかの本も読んでみようかという気にさせるだけの娯楽性の高い作品で、楽しめたのは事実。「明日の記憶」の作者だったのね。映画は飛行機の中で見たことがある。明日の記憶 [DVD]