今日の夕飯、kalakukko.

ライ麦パンの中に、魚と豚肉を入れて焼いたもの。フィンランド東部の伝統料理らしい。
これはready-madeのもの。中に入っている魚は、ワカサギサイズの小さい魚。muikkuだというので、辞書を引いてみると英語ではvendaceと書いてある。なんですかそれは、とさらに調べると「シロマス」とあった。そう言われてもよくわからないが、味も見た目もワカサギみたいであった。
今回こっちに来る前にスカイプで話している際、「kalakukkoを買っておいた」とPが言い、なんだそれ、と聞いたところ、「パンの中に魚を入れて焼いたもの」との説明に一瞬かたまった私であった。「気持ち悪いとか言って食べないのはダメ」とPは言ったが、私は外国の食べ物を食べる前から気持ち悪いなどとjudgeすることはない(Pと違って。ウナギは食ってから文句言えっつーの)。とりあえず食べてみようと試みる姿勢を常に持っているつもりである。
1キロサイズなら130度のオーブンで1時間かけて暖めるとWikipediaに書いてあったので、500gなら30分なのだろうとオーブンへ入れてみた。でも、ちょっと生ぬるかったわ。
パンの上部をスライスし、中身登場。う〜ん、なかなかチャレンジングな見た目である。

食卓に置いたら、Pでさえ「ちょっと怖い」と笑う。彼も頻繁に食べるものではないらしい。
見た目は怖いが、味は特に癖があるというわけでもなく食べやすかった。パンもそんなにライ麦の香りが強くなく、柔らかいくらいだった(このready-madeのがそうだったのかもしれないけど)。ワカサギが好きな人なら、日本人でもいけるんじゃないでしょうか。冷たいままで食べても大丈夫らしいので(そもそも働く人のランチ用に作られたものらしい)、フィンランドにお越しの際は、スーパーで購入してホテルで食してみてはいかがでしょうか。500gサイズだと一人旅なら4〜5日は持ってしまうだろうけど。