横山さんの本は好きでよく読んでいるので、これも楽しみに読み始めたのだが、わー、つまらなかった。「この会話の陳腐さは一体」と居心地悪さを感じながらも読み続け、「あー、やっぱり思ったとおり、自殺したとされる先生はあれだったわけね」と予測通りの展開にしらけ（あれが何かはネタバレなので言えない）、まあ、それでもそこで終わらせずにさらに別件を絡ませるわけだが、なんか懲りすぎでしらけて、気持ちが遠くに飛んでいってしまった。今あれだけおもしろい本をたくさん出しているんだから、デビュー前の作品なんて、わざわざ出さなくてもよかったのに。これを初めて読んだとしたら、二度とこの人の本は手に取らないだろうというくらい、NOT my cup of tea at allだった。良かった、別の作品から読み始めといて。
