乳癌検診を受ける女性がまだまだ少ないとか。別に何でもない検診だから、気軽に行けばいいのに。機械にむにゅーっと胸を挟まれるので、圧迫感はあるが、それを「痛い」と感じるかどうかは個人差だろう。生理前などの胸がはるようなときは避けた方がよいかもね。私は痛みを感じたことは無い。
昨日、検診を受ける前にレントゲン室の前で待っていた際、ドラマ仕立てのマンモグラフィーの説明ビデオが流れていた。同級生が乳癌になったと共通の友達から電話を受け、ショックを受ける主人公の女性。夜、インターネットで乳癌について検索していると、小学生の息子が元気に笑顔で話しかける。「お母さん、何やってるの?」 コンピューターの画面を見た彼は突然顔を曇らせ、「お母さん、病気なの・・・?」 母は、急いで「ううん、何でもないの。ちょっと調べてただけよ」と笑顔で答える。息子は安心して部屋を出て行く。ソファで新聞を読んでいた夫は、「どうしたんだ。何か気になることでもあるのか」と聞く。「同級生が乳癌って聞いて」「検診に行ってみたらどうだ」「え、ええ・・・」
彼女は、「でも検診に行って、もし乳癌だったら・・・」と悩むが、勇気を出して病院へ行ってみる。「今日はどうしました?」と女医がにこやかに応対。「乳癌の検診をしていただこうと思いまして」「そうですか。よくきてくれましたね。乳癌は・・・」と説明を始める。
ガウンに着替えた彼女は、レントゲン室へ。レントゲン技師に「正確な写真を撮るために、胸を圧迫して少し痛みを感じるかもしれませんが、がんばりましょうね」と励まされる。不安そうな彼女。(ナレーションは「10分くらいで終わります」と言うが、実際そんなにはかからないと思う。少なくとも私はせいぜい5、6分だった。)
レントゲン撮影後、彼女の行った病院では即結果を教えてくれるようで、また診察室に呼ばれる。「異常はありませんよ」と明るい女医。不安顔だった彼女は途端に笑顔になり、「そうですか、よかったあ。ありがとうございました。」と安心する。「あなたの場合、1年後にまた検診にいらしてください。今日は本当によくきてくださいましたね」と女医。「はい、どうもありがとうございました。」とお辞儀をする彼女。
次の日の朝、出かける夫と子供を道路まで出て見送る彼女。子供はランドセルを揺らしながら、元気に走って行く。夫は、「おまえ、なんだか明るくなったみたいだな」と言い、「じゃ、行ってくるよ」と手を振って去っていく。その後姿を笑顔でずっと見つめ続ける彼女。
とかなんとか、こんな感じ。すみません、そんなにおもしろくもないビデオの説明なんかして。書き終わって思った。見ているときは、「くさい芝居だ」と結構おもしろがって見ていたのだが。
「検診に行って、もし癌だったら」と不安だから行かないなんてのはおかしな話で、発見が早ければ早いほど治癒率も高いわけだから、是非行ってみてくだされ。お近くの検診場所の検索はここで出来る。
私の検診結果は、3、4週間かかるとな。そんなに長くかかるとは知らなかった。病院じゃなくて、検診施設だったからね。来月のお楽しみである。