今日の朝日新聞に日本と外国のマスク事情について書いてあった。日本では、花粉やインフルエンザの季節には多くの人がマスクを着ける。珍しい風景ではない。でも、私がこれを「珍しくない」と思い始めたのはここ数年のことで、それまでは「おー、みなさんマスクしてる」という目でみていた。変だと思っていた。台湾に行ったとき、ピンクや黄色のマスクをしてスクーターに4人乗りしている人々を見たときと同じ感じ。医療従事者以外で、アメリカでマスクをしている人を見たことがないから、こういう感覚になったのかもしれない。記事に、外国では薬局でも取り扱ってない、とあるが、私も見たことが無い。
学生時代のルームメイトの一人がパステル画家だったのだが、彼女はプラスティックのマスクをして作業していた。なんつーの、ドーム型っていうか。粉が散るからどうしてもマスクは必要だったらしい。私が帰国後、彼女から「マスクを買い換えたいのに見つからない」という手紙をもらい、日本にはくさるほど安いのがあるからと、5、6枚送ってあげたことがある。でも当時はまだ、今ほど進化した繊維もなかったし、確か単に布製のを送った記憶がある。
まあ、マスクって格好良くはないが、花粉症や風邪には絶対効果的だと思う。花粉症の人なんて、格好良い悪いなんて言ってられないんだろうし。抜歯直後の、麻酔の残った妙な顔を隠すのにも便利。