先日のパーティーで同じテーブルだった人が、写真を送ってくださった。

だいたい写真に撮られるのは好きではないのだが、まったくもって、「わー、削除削除!こんなのが彼らのアルバムに残ってはいけなーい!」と動揺した。

化粧をしているのだが、していないように見える私の顔。パーティーに行くときは、いつもより赤い口紅や、アイメイクを濃い目にしていくのだが、この間は「えーい、いつも通りでいいわ」と普段のメイクで行ったのであった。茶系のアイメイクに控えめなオレンジの口元。なじみすぎてすっぴんに見える。出かける前に「赤い口紅にしようか」と手に取ったのだが、「慣れない色を突然つけると浮くからな」と思って、いつものオレンジにしたのだった。おまけにテラテラに光る額。四十路半ばでも、しっかりテカる。

顔の作りがはっきりしている人ならば、ヌード系メイクでもアイラインを入れるだけでばっちりきれいに見えるのだろうが、所詮この薄い顔では無理であった。

隣に座った女性がまた、超しっかりメイクの白人のお姉さんだったということで、二人並んだ笑顔が「濃・薄」という感じで差が激しい。

口紅はともかく、アイメイクをもうちょっとしっかりすべきかと観察した。これでもシャドウもライナーもマスカラもしているのだが。

しかし、こうやって濃くしていくうちに、アメリカのアジア系アンカーウーマンみたいなメイクになってしまうのだな。私が滞米時から有名なコニーさんとか、最近ではジュリーさんとか。まぶた全体に結構濃い茶色を塗って、奥目に見せて、その上からさらにまた色を載せて、目の印象を強くするというやつ。

どうだ、やってみるか。こわいなー。