パーティー無事終了。クロークの前でブーツからパンプスへ履き替えてきたよ。椅子がずらりと並べてあり、女性陣はそこへ座ってよっこいしょとブーツを脱いだのであった。みゃー。
ロングドレスと膝丈カクテルドレスの半々という割合であった。肩を出しているとやはり肌寒かった。サテンのような光る素材のジャケットを着ている女性もいて、ああいうのが一着あればいいなと思った。ただ、あれを「年配の女性用」と見る人もいる(Pとか)。年配じゃない中年女性にも着ている人はいた。
食事の座席表は事前に決まっており、Pと私は他に4人の方々とご一緒した。私一人のために英語で話し、フィンランド語でされている話も隣に座った女性が全部訳してくださり、とてもありがたかった。この間習ったばかりのスウェーデン語の自己紹介をしたところ、通じたので良かった。皆さん良い方で、話も盛り上がり、楽しかった。

帰りは、パーティー会場の外にタクシーが並んで待ってくれているわけではなかった。雪が舞い、風も吹きすさぶ中、タクシーが来るのをこちらが並んで待つのである。酔っぱらっていたのだろうが、一人大声でしゃべりまくっている女性が一人いた。Pが訳してくれたところによると、「毛皮のコートを持ってて良かったわ!こんな寒い中じゃ、毛皮しかないわね!私たちのグループは本当、イケてるわ。男性陣はジェームスボンドみたいにきまってるし、私たち女性はおしゃれで美人だし」だそうだ。

「途方もなくポジティブな人だな」というのが正直な感想。

しばらくしてワゴン車のタクシーが来たところ、この方、列を無視して運転手に話をしにいき、並んでいた人が何か文句を言っていた。結局、同じ方向に行く人はシェアするということになったらしかった。Pと私は幸いにも違う方向だった。同じ方向だったとしても遠慮していただろう。寒くても、次のタクシーを待っていた方がマシ。

まもなく次のタクシーが来て、無事にP母の家に到着。午前1時過ぎであった。翌朝7時20分に家を出て、私は電車でヘルシンキへ戻った。スウェーデン語の授業には45分遅刻。先生には事前に知らせておいた。

今日の授業には、前回いなかったインドの人が来ていた。とても感じの良い人であった。彼女も含め、このクラスは学生が多い。あの偉そうな男は今日はいなかった。自分が求めていたクラスとは違うと思って、やめたのだろうか。

私一人、クラスの平均年齢をあげてしまっているが、若人の足を引っ張らないようにしっかり予習復習してがんばろう。