スウェーデン語のクラスへ行ってきた。定員20人のところ、10人が申し込んでいるらしいが、実際にクラスに来たのは7人であった。外国人用のスウェーデン語のクラスなので、生徒は世界各国出身である。トルコ、オーストリアベトナムベラルーシなど。日本人は私一人であった。まったくスウェーデン語を知らない人が対象で、今日の授業はほとんど英語で行われた。
フィンランドに住む外国人がなぜにスウェーデン語を勉強しているのかというのは、私のように、スウェーデン語を母国語とするフィンランド人の配偶者・パートナーがいるとか、フィンランドには仕事が無いのでスウェーデンに引っ越そうと考えているという理由であった。全員の話を聞いたわけではないので、他にも理由があるかもしれない。一人、スウェーデンで話されているスウェーデン語を勉強したいからだという人がいた。先生一言:「それはこのクラスでは無理よ。」
教科書はスウェーデンで出版された物で、付属のCDもスウェーデンで話されているスウェーデン語である。先生は、CDを毎日繰り返し聞いていれば、スウェーデン発音やフィンランドスウェーデン語との多少違う単語の使い方などを身に付けることもできるだろうが、先生自身はフィンランドスウェーデン語話者なので、授業ではそれを使います、と説明する。
そんな明確な目的があるのであれば、申し込むときに学校に相談しなかったのかと不思議である。この男性は1時間遅れて教室に入ってきて、「学校の場所がわからなかったから遅れました。大幅な遅刻ですか。」と聞き、「1時間前に授業は始まったわ」という先生の返事を聞いて、「そんなに?ここの場所がわかりにくいから。」と言うだけで、遅刻を謝罪をすることもなかった。まず、どれくらい自分が遅れたかを知らないことが意味不明である。内心、「10分15分の遅刻ならまだしも、学校が見つけづらかったからって、1時間の遅刻はありえんだろー。初めて来る場所なら、事前に地図を調べて行き方を調べるとか、早めに家を出るとか、フツーしませんか。」と思ったりしたわけだが、それがフツーではなく、学校の場所がわかりにくいことが遅刻の正当な理由だと思う人も世の中にはいるらしい。はい、he got on my nerve. だって、先生に対する話し方がすんげー偉そうだったんだもん。おまけに指定の教科書はおろか、ペンもノートも持ってきておらず、手ぶらなのである。教科書の練習問題を当てられても、「まだ参加したくない。」である。そして、授業中にだまって教室を出ていき、結局最後まで戻ってこなかった。2時間半の授業が終わり、私が教室を出て階段へ向かっていたところ、途中にあるカフェで電話で話している彼の姿が見えた。お忙しい方のようである。
どこの国の人か知らないが、いたってゴーイングマイウェイというか、何様というか、arrogance personifiedというか、まあ、色々な方がいらして、世の中いとおかし。
他の生徒さんは、フレンドリーでスマイリーで挨拶も積極的で、感じ良かった。
さて、今日習ったことをしっかり復習せねば、ザルのようなこの脳みそには何も残らない。