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年が明けてから、パーティーに行く予定がある。フォーマルである。ブラックタイかダークスーツということで、Pはタキシードを着るらしい。となると私もロングドレスを着ねばならない。こういうドレスコードのパーティーには、ロングドレスでなくとも、"your dressiest little black dress"を着ても良いとのことだが、私の持っているLBDはドレッシーというより、シンプルなので、場にそぐわない。
この寒い時期に肩もあらわな薄っぺらいロングドレスを着て、裾が雪で汚れないようにたくし上げ、会場まではブーツを履いて、会場でパンプスに履き替えて、ということをせねばならない。おまけに会場は、車で2時間離れた町である。P母が住む町であり（パーティーはP母とは無関係）、夜はP母の家に泊まることになる。翌日には私はヘルシンキでスウェーデン語のクラスがあるが、遅れて行くか、休まねばならない。
ということで、何かと面倒な要素が多いので、全然乗り気ではないのだが、「妻としての義務」っつーのを果たすべく、パーティーに出席するのである。
今日、ドレッシーなLBDまたはロングではないドレスがないかとデパートに行ってみたのだが、
無い。

いや、パーティードレスはあるのだが、試着をしたいと思うものがない。大体、イベントが目前にせまってから着る物を探しても、ろくなものは見つからないというのはよくあることである。

ネットで調べたら、もっとセレクションが多いドレスショップがあるようだが、今回はもう持っているドレスで済ませる。疲れた。

大晦日ということで、花火の音が聞こえる。近くの海岸で、子供がロケット花火をあげているものと思われる。午後4時には真っ暗なので、花火を楽しむ時間もたっぷりあろう。

Pと私は、シャンパンをちょこっと飲んで、ちょこっと美味しい物を食べて、いつものように借りてきた映画を見て、寝る。

今年を振り返るということはしない。いまだにずっと続いている怒涛のまっただ中という気分だからである。一日単位で消化しながら生きている。

私: I want an anxiety-free life.
P: I want an anxiety-free wife.

とりあえず、2013年が楽しみだわっ！という前向きな姿勢で臨みたい。

皆様、良いお年を。