海外転出届を出してきた。
これを出すと、日本には住んでいませんよということになるので、国民健康保険料を払う必要がなくなる。払わないのだから、保険は使えなくなる。よって、保険証を役所に返納しなければならない。それは知っていたのだが、届を出した日に返納してしまうと、その日から実際の出発日の間に病院にかかりたいというときはどうなるのだろうと疑問に思ったので、事前に市役所に電話してみた。
代表番号に電話して質問事項を伝えると、海外転出届を扱う課に繋いでくれた。電話に出た職員に再度質問を繰り返すと、ちょっと考えた後、出発日まで保険は使えるはずだから、届だけ先に出して、保険証は後で郵送で返してもらってもいいですよ、と言う。そうか、それなら良かったとお礼を言って電話を切った。
で、今日、管轄の区役所に行ってきた。転出届を出した後、国民健康保険の窓口に行くように言われた。「後で郵送しても良いと先日うかがったんですが」と窓口の女性に言うと、「転出日が有効期限の保険証を再発行しますから、その必要はないですよ」とのこと。
そうだったのか。
市役所の人、話が違うではないの。というか、彼は転出入届の課の人だったので、国民健康保険の課の人に聞くのが正しかったわけであろう。彼に確認してほしかったなとも思うわけだが、こちらが余計な手間を強いられたというわけでもないので、まあいいわ。

一つ失敗したことがある。保険料はこれまで銀行引き落としにしていたのだが、前払いなのだと信じていて、区役所に行く前に銀行口座を解約してしまった。本当は、月末にその月の保険料を支払うシステムなのであった。確認を怠った私が悪い。出発日までの11月分の保険料は、引き落としができないという事態になってしまった。その場合、引き落としができなかったという知らせが実家に行くので、振り込んでくれと言われた。実家に余計な手間をかけることになり申し訳ない。

こういう失敗をすると、結構落ち込む。

私は実家があるからいいが、誰も頼む人がいないという人はどうするのだろうか。いないという前提で窓口の人にどうすればいいか聞けば良かった。その場で現金で支払うことができれば便利だが、この窓口の人は後で振り込むように言っただけで、その他にどういうオプションがあるかの説明はなかった。何か手段がありそうなものよね。

国民年金は、海外在住の場合は任意加入となる。私はこのまま支払い続けることにした。いつまで続けるかはわからないが、一応今のところは払っておくことにした。もらう額など微々たるものなのだが、何もないよりは良いかと。うー、老後を考えると胃痛がするぜ。