昨夜、実家に行ったら母が笑いながら、ショットグラスにティッシュをつめたものを手に持って言う。
「おばあちゃんがデイサービスに行った後に、洗濯しようと思って布団めくったら、なんか光るものがあって。よく見たら歯だった。これ。」

笑わすわー。

もうずーっと左下の奥歯が虫歯でグラグラしていたばあ様。2週間に一回、訪問歯科医が来ており、「クリニックに行くまでもなく簡単に抜けると思うから、家で抜いてしまいましょう」と言い続けていたのだが、ばあ様が断固拒否していた。もう、断固。それで仕方なく毎回虫歯の進行を遅らせる薬を塗って、歯の掃除をするだけの処置をしてもらっていた。
ここ最近、自分でもそのグラグラぶりが気になっていたようで、毎日奥歯を触りながら、「ここがグラグラ」と言っていた。「抜いたほうが楽になるってよ」と言っても、ぶんぶんと首を振り、「色々したくない。もうすぐお迎えが来るし」と拒否していた。
お迎えは奥歯に来たという展開。今日は歯科医が来る日なので、ちょうど良かった。しっかり処置してもらってくれ。
昨夜のばあ様は、一切このことに触れなかったので、こちらも何も言わなかった。痛ければ何か言うだろうが、いつもとなんら変わりなく過ごしていた。抜けそうな歯があったことももう忘れていたのか。抜いたらそのあとに入れ歯を入れないと噛めないと心配していたばあ様だが、デイサービスでも昼食を食べたようだし、夕食も食べている。

もう片方の下の奥歯も虫歯になっている。これも抜けるまで放置か。ちゃんと治療しろー。