帰国。ヘルシンキの空港でのパスポートコントロールは問題なく通過。無言でコンピューターを見つめている審査官を見ている間、心臓がばくばくしたさ。ガチャンと出国スタンプが押されたときはほっとした。スタンプを押した後にマウスを数回クリックしていたが、なんだったのだろうか。「滞在日数要注意」とか「攻撃的」とか注意事項があったのかな。

いつものごとくオンラインチェックインを事前にしておいた。オンラインチェックインは出発時刻の36時間前から可能であり、それ以前にチェックインしようとすると「36時間前から可能です」というメッセージが予約内容とともに表示される、というのが今までの私の経験である。過去5年くらいずっとそうである。しかし、今回予約を変更後、ちゃんと変更されてるかどうかを確認する目的で早めにチェックインの項目をクリックしてみたところ、"Your booking cannot be found"という恐ろしいメッセージが表示されたのである。「予約の確認」と「予約の管理」という項目からログインすると、ちゃんと変更されていることを確認できたのだが、チェックインには早すぎるとわかっていながらも「36時間前にしてね」のメッセージを見たくてチェックインしようとすると、「予約が見つからないよ」と表示されるのである。

「変更後のEチケットを送る」とFinnairのオペレーターが言ったのに送ってこなかったこともあり、電話して確認したところ、「あら、プロセスが完了してませんね。すみません。チェックインは36時間前からオンラインで可能です」との返事だった。予約が取れていることは確かのようだったので、そのまま放置して36時間前にログインしてみたら、無事チェックイン情報が表示された。システムを変えたのか。しかし、この「予約が見つからないよ」というメッセージは、余計な不安の種になるではないか。びっくりしたじゃん。あたしだけか、こんな心配するの。

で、チェックイン時には隣に人がいたのだが、実際は空席であった。ラッキー。

いつものごとく、機内食を食べたくなく、パンとクラッカーだけ口にした。サラダもついていたが、縁が茶色いしなびたレタスに申し訳程度のトマトが二切れ乗っているだけのもので、「ケータリングサービス、やる気なし」という感じの代物であった。フィンランドに行き始めの頃は、ここまでひどくはなかったような気がするのだが、どうしたのだろう。ここ数年は、臭いもかぎたくない。

おやつを持ってくるのを忘れたのでお腹が空き、機内でスナックを買った。カップ麺を食べたいと思うくらいの空腹感だったのだが、スパイシー味しかなかったのでやめた。代わりにプリングルスの小さいパッケージを購入。3ユーロもした。私はこういうポテトの粉を成形したようなものよりも、本当にポテトをスライスしたものの方が好きなのだが、売ってないので仕方ない。次回はおやつを忘れないようにせねば。つーか、サンドイッチを持って入ろうかな。照明が落ちたときに食べれば誰も気にすまい。

関空から新大阪に向かう前に、必ずキオスクでおにぎりを2つ買うことにしている。機内で食事をしないのでお腹が空くし、かといって、疲れているのでちゃんとしたお弁当を食べるほどの食欲もないので、おにぎりがちょうどいいのだ。ビバおにぎり。

帰りの新幹線は全車両禁煙ののぞみだった。喫煙コーナーがあるやつ。これは良いようで良くないということに気づいた。喫煙コーナーから帰ってきた人がくさい。通路を挟んだ同じ列の一番向こう側に座っているおじさんなのだが、それだけ離れていても、とてつもなくくさい。喫煙車が設けてある分煙タイプの新幹線の方が良い。

私はほとんどの場合、自由席に乗ることにしている。くさい人がいれば席を変わることが出来る。パソコンのキーをこれでもかと強く叩いている人がいれば、席を変わることができる。なんなの、あれ。エンターキーをやたらと大きい音で叩く人とか。昔のバイト先にもいた。

自宅までのバスを含め、乗り換えの待ち時間がほとんどなく、とんとん拍子に帰宅できた。一睡もしていないので眠い。寝不足がもろに顔に出る四十路。シミが濃くなる。くまがすごい。寝ます。