ばあ様がデイサービスでトマトをもらったらしいと母。連絡帳を見ると、いつも隣に座る利用者さんが自分で作ったトマトを持ってきてくださったらしい。3個くらいカバンに入っていると思いますと書いてあった。
ばあ様が夕食を終えた頃、母に「カバンの中をまだ確認していないから、見てきて」と言われ、ばあ様の部屋へ。「トマトもらったんだって?」と聞いてみたが、もはや記憶にはなかった。デイサービスに行ったことは覚えていて、「いつもの通り、ジジババばっかり一日座っとったよ」と笑う。その間、私はカバンをチェックするが、トマトは無い。冷蔵庫も開けてみたが、無い。ゴミ箱も見てみたが、無い。
もしかして、トマト3個、全部食べたのか。
いや、最近暑さのせいか年のせいか、食欲が落ちているので、まさかトマト3個は無理なのでは、と思うが、どこにあるかわからない。トマトをタンスの引き出しなどにしまってしまうほどおかしなことはしない。
ばあ様がシャワーを浴びている間にもっとしっかり探そう、とそのときは部屋を出た。
で、後でまた探しまくったのだが、無い。トマト3個行方不明ってどんなんだよ、と思いつつ居間に戻り、父に「トマトもらったらしいけど、見当たらない」と伝えると、父は言う。「ああ、プチトマトもらっとったな。」
プチトマトかい!
ならば3個くらい食べても不思議はない。もー。洋服ダンスまで開けて調べたのに。