さっとデパート行って、さっと靴買って、1時間もしないうちに帰ってきた。もっとじっくり何件も回るつもりだったのだが、最初に行ったデパートで納得いくものを見つけたので、さっさと終わらせた。
まずはヒール3センチくらいの超軽いパンプス。

ストラップで可愛くなりすぎて、子供の発表会の靴に見えないこともないのだが、甲をしっかりホールドするのでヨレヨレの足首でも安心感がある。本当は、もっとシャープな感じの靴が好きなのだが、あまりの軽さと足へのフィット感の良さに買ってしまった。歩きやすいので、旅行用に買っていく人も多かったらしい。黒のほかにメタリックベージュもあったので、夏は明るい色の方がいいかと思ったが、よくしゃべるおじさん店員は、「黒なら一年中OK」で、普通は黒はセールにならないのにこの型はなってるんですよ、とお得感をアピール。そして、「それに、ほらこれ、真っ黒じゃないんですよ」と他の黒い靴と並べてみせる。確かに多少グレーががっている。
ストラップはマジックテープである。調整できるのでそこがいいとおじさんは言い、確かにそうなのだが、マジックテープはストッキングやソックスにくっつくのでウルトラ要注意である。
こうなる。
試着して脱いだときにソックスにくっついて、ぴ〜っとほつれてしまった。今日おろしたばかり。フックのストラップだったら100点だったのに。

で、ペタンコサンダルも同じメーカーで購入。

足首が弱いことをおじさんに伝えたのに「これ、一番人気」と出してきたので、内心「これじゃパタパタして歩きにくいんじゃ」と思ったのだが、甲まで深くカバーしているし、踵の部分は足についてくるので、脱げることがないんです、暑いときは何と言ってもさっと履けるのがいいですよ、と押せ押せのセールストーク。23センチを出してもらい履いて歩いてみたら、確かにパタパタしない。おじさん、ぺらぺらしゃべるので軽い感じがするのだが、言ってることは変ではないし、靴のことをよく知っている。
私の足元を見て、「お客さん、22.5センチでいいと思いますよ」ということで、22.5センチを出してもらい試着。「これ、1足残ってました」と「あと1足 → じゃ、買っとかなきゃ!」心理作戦*1。ま、よく出るサイズだろうから、特に嘘とは思わなかったし、別に嘘だったとしても、このサンダルは欲しいと思っていたのでどうでもよかった。
おじさんの説明で大いに納得したのは、「これね、ソールが茶色だから汚れが目立たなくていいんですよ」の言葉。素足で歩き回るサンダルって、結構汚れる。汗もかくし、足の指の跡がつくのよね。以前、白っぽいソールのサンダルを持っていたからよくわかる。
ただね、これ、セールじゃなかったのよ。あれだけセール品を置いている売り場で、わざわざセール対象外の物を買う買い物下手な女。とはいえ、「お値段もリーズナブルでしょ」とおじさんが言う通り、セール品とあんまり変わらなかった。来月セールになったりしてね。
でも私の買い物パターンを振り返ってみると、靴でも服でも、セールで買わなかったものを長く使っている。ここのメーカーの靴で10年以上前に買ったマニッシュな革靴があるのだが、踵と中敷を代えながら、いまだに履いている。結局、吟味して好きなものを買うからなのかもしれない。セールだと、少々気になる点があっても「セールだし」と妥協してしまって、結局その気になる点がイヤで長く使わなくなる。それどころか、一度も袖を通していないジャケットとかある。馬鹿だね〜。
それがわかってるんなら、混んでるセール期間中に行かずに普通のときに買えばいいじゃん、あたし。

ソックスに穴が開いてしまったのは悔しいが(また洗髪しながら泣こう)、一応必要なものが手に入ったので良しとする。
(実は、ローファーも欲しいと思ってたりして。)

*1:昔、洋服店に勤めている人と知り合いだったのだが、「これ最後の一着なんですよ〜」と言って売り、客が帰ったら倉庫から在庫品を出す、という嘘を強制されることがイヤで退職していた。店員同士の陰険な売り上げ争いもすごかったらしい。