若い頃に世界の名作と言われる本をもっと読んでおけばよかったと思う。タイトルは知っていても読んでいない作品だらけだ。
子供の頃は割と本を読んでいた方だと思う。高校で渡米してから、日々の学校生活の忙しさに、読書が趣味であったことを忘れていたような気がする。ただ、宿題もない夏休みが3ヶ月まるまるあったわけで、そのときにいくらでも読書はできただろうに、大して読んだ記憶がない。ナナとか、風と共に去りぬを読んだことは覚えているのだが(日本語で)、他は忘れた。大学に入っても、読むのは現代のミステリーや小説だった。
若いときにしか感じないものというのがあると思うのだ。長年名作といわれ続ける世界中の作品を読んで、そのときにしか得られない何かを経験しておくべきであったと悔やまれる。
でね。Kindleを買った今、古典作品をダウンロードしまくりである。無料だということもあるが、老年になっても後悔し続けないように、中年の今読んでおこうと思って。カラマーゾフの兄弟も読みたいし、ジャン・クリストフも読みたい。
ダウンロードしただけで安心してそのまま、なんてことにならないようにしないと。