カナダへ向かうハイウェイバスに乗っている私。レイフ・ファインズのお母さんのアートコレクションを見に行くことが目的である。「あの人、趣味が悪いからなあ。けばいものが一杯あるんだろうなあ」と、決して楽しみにしてはいない。ぼやーっと外を見ていると、全身に泥を塗った全裸の女性が泥の中で踊っている。よく見るとそれは辛酸なめ子氏で、「若いものには、土地はやりたくな〜い」と歌いながら踊っているのであった。
写真を撮らねば、と急いでバスの後部へ移動し、カメラをかまえる。後部には、山田五郎氏が座っている。「辛酸なめ子さんですよ、あれ」と私が指差し、彼は「ああ、そうでしたか」と笑う。彼はアートに詳しいから、コレクションを見に行くのだなと内心納得する私。
バスが早く動きすぎて、辛酸なめ子氏はどんどん遠くなり、カメラにおさめることができなかった。

という夢を見た。おもしろかった。