買ってきたキシリトール100%のガム。


左のピンクのがいちごレモン味、黄色のがグレープフルーツバニラ味。右の黄色のはフルーツ味、白と緑は無難にペパーミントとスペアミント味。
薄紫のは、日本で買ったリカルデントのレッドグレープミント味。歯科医院でしか売ってないというもの。

なぜこれをお皿に乗せたかというと、日本のガムと違って、フィンランドのにはコーティングがしていないことを比較したかったから。表面がツルツルしてない。
何年か前に買って帰ったフィンランドのガムは、夏場にねっちょねちょになってしまった。やはり、日本のガムは、日本の夏の暑さに耐えうるよう考えて作られているのだ。

日本でもキシリ100%のガムがスーパーで買える日がくればなあ。

ところで、グレープフルーツだが、この味のジュースをめぐってPと意思の疎通が出来ず困ったことがあった。ある朝、Pがテーブルに用意していた赤いジュースを飲んだら、グレープフルーツの苦味があった。「これ、グレープフルーツが入ってるジュースにしても、ずいぶん苦いね。」と言ったら、「これはグレープだ」と言うのである。「えー、グレープジュースでこの味って、腐ってんじゃないの」と反応した私だが、その苦味はやはりグレープフルーツの皮の味である。「それ確か?これグレープジュース?」と再度聞くも、「Grapeだ」とP。なんか納得いかんぞ、と冷蔵庫へ行ってジュースのカートンを見ると、材料の一つに"Grape"と書いてある。スウェーデンのメーカーだ。
「...P、もしかして、スウェーデン語のGrapeはグレープフルーツのことをいうのか」と確認。「そうだ」としれっと答えるP。
あんたね、Grape, grapeと繰り返す前に、ちゃんとそれを言えよ。食べ物の名前とか、台所用品の名前とか、英語とスウェーデン語との壁がなくてごっちゃになって、何を言わんとしているのかこちらが確認せねばわからないときがある。
スウェーデン語の辞書を調べたら、Grapefruktとも載っているのだが、Grapeの方が一般的なのだろうか。Pが知らなかっただけなのか。ときどき、果物や野菜の名前を何語でも知らんときがあるからな、この人。
そういや、Pがグレープフルーツを食べているのを見たことがない。今度買って、日本で食べるときのように半分に切り、各袋沿いにナイフを入れてスプーンを添えて出してみよう。ばあ様がそうやって食べていたので私もそうするようになったのだが、アメリカでそれをやったら、「そんな丁寧なことやって、あんた馬鹿」みたいな反応をメリケン女友達にされ、几帳面であることを時間の無駄と見るあんたには理解できないでしょうね、とむっとしたことを思い出した。こうやって先にナイフを入れておけば、食べるときに果汁がぴゅーっと飛ばずにすむんだよ。
フィンランド語でグレープフルーツはGreippiらしい。これもGrapeっぽいな。よく考えたら、グレープフルーツって語源は何なのだろう。
調べた。語源由来辞典によると、ブドウのように実がなるからとか、香りがブドウのようだかららしい。一つ賢くなった。