なんかもう、あわただしく過ぎていく毎日。ゆっくり座って編み物をしたい。

先日私のせいでころんだばあ様は(泣)、手術をした医師に股関節を診察してもらい、問題ないことを確認した。良かった。母の報告によると、車椅子で診察室に入るのをいやがり、歩いたそうな。医師は、股関節のレントゲンを診て「ばっちりです!」と言ったらしい。母は、「自分の腕がいいってほめてるように聞こえた」と言っていたが、あの先生ならそういう感覚だろうなと容易に想像できた。自分の作品の出来上がりの良さを喜ぶタイプ。ま、いいのよ、患者としては医師の腕がいいことに越したことはないし、そう腹が立つほどナルシシスティックだったり傲慢だったりするわけでもない(たぶんね)。
目の周りがますます紫になってきて痛々しい。この間は、デイサービスを休んだのだが、おそらくあの青あざで外に出たくなかったことも一つの理由だと思う。前の晩、「お化粧で隠さんと」と鏡台でファンデーションを探していたばあ様。コンパクトを開けたら、もうほとんど中身は残っていなかった。もう何年もお化粧をしていないばあ様だったが、「んまあ、おしろいも持ってなかった」と残念がっていた。今度のデイサービスまでに買っておこう。でもファンデだけじゃ隠れないだろうな。かといって、赤みを消す緑の化粧下地なんて、べたべたするものを塗るのが大嫌いなばあ様は嫌がるだろうし。うー、あんな顔にしてしまって、申し訳ない限りである(泣)。

Pには以前も会っているばあ様だが、すっかり忘れていた。今回再会したときに「Kayの祖母でございます」と深々とお辞儀をしていた。Pは、ばあ様にあったら日本語で何を言うべきか悩んでいたのだが、緊張したのか、結局何も言わず、ばあ様にあわせてぺこぺことお辞儀をしていた。ばあ様は挨拶だけしてすぐに自室に入っていったのだが、一緒についていった私に「もう私はぼけとるから失礼するからってちゃんと言うといてね。」とか、「もう半分死にかけとるから失礼する言うといてね」とか、失礼する理由になっているのかわからんことを言っていた。

毎日Pを連れて行けば、記憶にとどめてくれるだろうか。