足が冷たいといつも分厚いソックスを履くばあ様。私も冷え性なので、足の冷たさのつらさはよくわかる。ばあ様は、ソックスの上にさらにソックスカバーを履いている。それが毛玉だらけになっており、ちまちまとひとつずつ取る作業に余念のないばあ様。
「ざっと取れる方法があるよ」と私は台所用スポンジを母の台所から失敬してきた(もちろん未使用のもの)。ザラザラに硬い方で毛玉の部分をごしごしすると、結構きれいに取れる。当然、布地は痛むだろうが、毛玉を取るという目的は達成できる。
「ほら」と見せると、「んまあ、取れるね」と感心していたばあ様。しばらくごしごししていた私だが、「靴下がなくなるからもうやめて」というので途中でやめた。なくなるって。