知らない人から馴れ馴れしい日本語で話しかけられるのが好きではない。
日本語を外国語として学んでいる人達の中に、ですますではなく、友達のように話す人がいる。知らないのであろうから仕方ないとはいえ、うっすら不快に感じる。去年取ったフィンランド講座で、トルコ人の女の子が私が日本人とわかると「ゲンキ?ニホンジン?」と話しかけてきた。あなたどなた?と聞き返しそうになった。彼女は、日本語を勉強したわけではなく、誰かに少し教えてもらったらしい。こんな状況で不快感を持たなくてもいいではないかと自分でも思うのだが、initial reactionでどうしてもイラッとくるのである。
最初は「ですます」で話す練習をするのが大切だと思うので、日本語勉強中のPにも私はですますで話す。まだ会話ができるほど日本語を知らないが、私のスウェーデン語の100倍は知っておろう。すみません。
今日のPの挨拶。
「では、しつれいします。またあした。おばあちゃんによろしくおつたえください。」
素晴らしいわ。「おばあちゃん」は、「おばあさま」でなくてもかまわない。そこはPも理解しているし、私もそんなことまでうるさく言わない。
実際にばあ様によろしくと伝えても、もうPのことは記憶にないかもなあ。