いつまでも続くよ、根管治療。
もうすぐ一応終わりらしい。今日、また細菌検査へサンプルを出し、結果OKならば、暫定的な液体の薬を入れて封印したいとI先生。そして3ヶ月なり時間をおいて、痛みが治まるようであれば、最終的な薬をいれるというアプローチをすることにしたらしい。また、教授先生たちとミーティングがあったのかな。暫定的といっても、1年くらいはそのままでいいらしい。
奥歯の虫歯の治療もここでお願いできることを確認。I先生は虫歯のことはすっかり忘れていた。痛みもないし、表面だけの虫歯なので、少し削って白い詰め物を流せば終わりらしい。来週月曜日にしてもらうことにした。いつになく次の予約が早く取れてラッキーだ。細菌検査の結果には早すぎるので根管治療の歯はいじらず、虫歯治療をする。

そして今日は、I先生も私もびっくり仰天なことがあった。右下6番の歯が少し欠けており、痛みも何もないのではあるが、「神経が死んでいても痛みがないので、歯が生きているかどうか一度検査をします」と、歯に電流を流す歯髄検査をした。あれは痛いから嫌だなあ、と思いつつも仕方ないので覚悟を決めた。まずは隣の5番の歯から、ということで電流を流したのだが、いつまで経っても何も感じない。
「何も感じませんか?」と先生。
何も感じない。
私もそれが何を意味するかわかっているので、動揺。先生も「ちょっと待ってください。電流が流れてないのかも」と検査器具を確認。「じゃ、別の歯でしますね」と、別の歯に当てたら、ピリピリーッと嫌な痛み。電流、流れまくりである。欠けている歯に流しても痛みを感じる。「とりあえず、欠けた歯は生きてますね」とこれはグッドニュースである。
もう一回、さっきの歯にしてみましょう、と再度5番の歯に挑戦。NOTHING. 治療歯でもない、初診時に撮ったレントゲンでも異状は見られない、痛みも皆無なので割れている様子もない、のないないづくしで、I先生「私にはわかりません」と正直な結論。別の先生に診てもらおうとしたのだが、手が開いてなくて今日は無理だった。月曜日に診てもらうことになる。

I先生は、「私も虫歯になっていない歯の神経が死んでいたことがあるんです」と経験談を語る。原因はわからなかったらしい。私の「電流にぴくりともしない歯」の異状についても、「原因はわからないと思います」とのこと。
「思いもよらぬことがわかってしまいましたね」と先生も困ったように笑う。まったくノーマークだった歯の神経が死んでるかもしれないとは。わかりたくなかったが、わかってよかったんだよね。ひーん。
帰りのバスでは、気分最悪であった。しかし、帰宅後「今更どうにもならん」と腹をくくることにした。I先生におまかせ。
今日も270円也。ちゃりん。