昨日、歯科外来の建物へ向かって歩いていたら、頭上からバババババババッと爆音が響いた。何だろうと後ろを振り返って見上げると、隣の建物の屋上にヘリコプターが着陸しているところであった。ああ、あれがドクターヘリというものか、初めて見たなと思うと同時に、あれに今すぐ治療を必要としている人が乗っているわけよね、と思い、じろじろ見るのは失礼な気がして、すぐに歩き始めた。別に患者までが見えるわけじゃないんだが。
普段、救急車がよく通る道の近くに住んでいる私は、サイレンを聞いてももう慣れっこになってしまっている。サイレンを聞くたびに敏感に反応していては、心が持たない。見慣れて、聞き慣れて、もう鈍感になっているわけだが、昨日は生まれて初めてドクターヘリを見たので、反応した。
いつまでも聞き慣れないのは、消防車のサイレンである。あれを聞くと、ものすごく恐くて不安になる。子供の頃、川向こうで起こった火事に恐怖を感じたのを忘れていないのかもしれない。大体私は火が恐いし。映画でも、爆発シーンが嫌いだ。小学校の理科の実験でバーナーを使うときなど、恐いものだから、パートナーがちょっとでもへまをやらかしそうになったら、怒りまくっていた。悪かったと思う。当時は、自覚がなかった。
朝から暗いな。歯が痛いからか。口の中が薬の味がする。盛りすぎたふたを削ったとき、穴が開いたとかじゃないだろうな。痛いから変に噛むのか、歯の当たりがおかしいのかわからないが、食事中に下の歯がガキッと前歯に当たって痛いときがある。冴えない。
I'm consumed by the stupid tooth problemだわ。気分転換せねば。バーゲンも始まったし。とはいえ、最近、バーゲンと聞いても全然心が躍らない。以前は何買おう、靴も欲しい、バッグも欲しい、などとイソイソと出かけていた。見るだけでも楽しいと思っていた。今はあの人混みを思うと、行くのも面倒だ。まあ、先立つものもないということもあるけど。最近のほとんどのショッピングは、オンラインで買うセールの毛糸だ。そんなに買って、何編むんだ。買うときには、「あれを編もう」という思いはあるのだが、次々編めるわけでもなく、しばらくすると忘れてしまう。とりあえず、今ある毛糸を消費することをゴールにしよう。新しいのは買わない宣言。(昨日買ったばっかりで何を言うか。)