■

今更ながら、ゆうべ初めて見た。宮崎作品はあんまり得意じゃないのだが、おもしろかった。
Mちゃんも一緒だったので、見ている最中には何も言わなかったのだが、舞台になっているお風呂屋さんは、むかーしむかしに見た吉原炎上の遊郭みたいだなあと思った。なんとなく気になって検索してみたら、そう感じた人は他にもいたようで、この映画そのものにそういう裏の意味合いもあるというような意見もあった。ところどころなんだかsuggestiveだなあと思った場面があって（顔無しの部屋に千が連れて行かれて、あのばーさんが「ごゆっくり」とかヤな感じで言うところとか）、無邪気に見ていられない気分になり、ちょっとばかし居心地が悪かった。
でも、その居心地の悪さは継続するものではなく、話の展開もおもしろくて楽しめた。
まあ、おとぎ話っつーのは、昔から恐いもんだしね。