フィンランドのサウナ文化に関するDVDをPが送ってきた。フィンランドの公共放送が作った番組で、ナレーションは英語である。
もう、サウナがなければ生きていけないようである。レバノンにもコソボにも、派遣された軍隊はサウナを持っていったらしい。そこまで必需品だとは知らなかった。
サウナでの裸の付き合いが日常生活で当然のように存在するため、フィンランド人は裸について寛容というか、自然なものだと思っているのは常々気づいていた。この番組でも、老若男女の姿が平気のへの字で出てくる。日本人も温泉・銭湯文化があるから裸を気にしない傾向はあるとは思うが、私の意見ではフィンランド人ほどではない。まあ、皆が全然気にしていないと、楽といえば楽である。
しかしながら、解放的なのは歓迎するが個人的限度がある。番組の中で、町中のサウナの様子を写している場面があるのだが、ビルの外で腰にタオルを巻いただけで涼んでいるのだ。女性もいたが、彼女もどうみてもタオルは腰だけであった。車がフツーに走る通りの前で、皆さんフツーの顔をしてくつろいでいた。こういう光景の許容度は、フィンランド人でも異なるような気がするが、どうなんだろう。もうわかりません。
Pの家にもサウナは当然のようにある。通常、土曜日がサウナの日らしく、1週間に1度は必ずサウナに入るというのが一般的らしいが、Pはそれより頻繁に入っているような気がする。私も決して嫌いではないが、あんまり暑いのは遠慮したい。まだサウナ内の温度が低め(60度くらい?)のときに入って、熱された石(Pのはセラミック)に水をバシバシかけて蒸気だらけにし、じーっとしているのが好きだ。
フィンランドのバスルームには、サウナはついていても浴槽がないことが多いようだ。Pのところにもない。サウナもいいが、個人的にはやはりお風呂の方がリラックスできるし、好きだ。別に日本のお風呂でなくても、アメリカのような浅いお風呂でもよい。お湯につかる心地よさは天国だと思う。
温泉行きたくなってきた。