今回フィンランドに滞在時、中学1年になったMちゃんが、10月にある「ツキコン」に友達と参加するのだと報告してきた。なんだそれ、と聞いてみると、手作りのコスチュームを着て参加するお祭りのようなものらしい。コスプレ大会なのか、Mちゃん、そんなん好きだったとは初耳。サイトがあるはずと言うので、二人でチェックしてみた。ここ(英語)。
ツキって月なのね。それでも意味分からんが。コスプレだけではなく、コンサートや「parapara」(あんなのまだやってたんだ)、ゲームなどがあるらしい。「ディスカッションパネルはフィンランド語のみで開催」というくだりがあるが、なんかまじめに日本のサブカルを論じるんだろうか。
Mちゃんは特にアニメやコスプレのファンというわけではないようであるが、要するに日本好きの少年少女のお祭りに参加したいということらしい。彼女はむしろ「日本命」「漢字命」みたいな人を「nerds」と嫌っている。学校の休憩時間に「アイキドウ」をしているボーイズが教室で座禅を組んだりして、とてもnerdyなのだと顔をしかめていた。アイキドウを変なものと思っているようだったので、いや、本気でアイキドウしたらかっこいいと私は思うが、休憩時間に教室でわざわざ座禅ってのは不思議だ、と答えておいた。喧騒の中でinner peaceを得るために無になるのか、この少年達は。
コスプレであるが、Mちゃんは自分で作るような技術はないのだが、手作りじゃないとバカにされるので、友達が以前作っていた「キグルミ」を借りようと思うと言っていた。「キグルミ」という言葉も既に浸透しているようだ。まあ、一部の若者の間だけだろうけど。なぜキグルミにしたいかというと、恥ずかしいので顔を隠したいのだそうだ。
ここまで色々日本のサブカルに興味を持っていれば、日本語の勉強をするモチベーションにもなろう。Pの持っている日本語のテキストを借りていたし、Pが取った日本語のクラスも取りたかったと残念そうであった。
私も何かフィンランドが持つ何かに夢中になれればフィンランド語を勉強するやる気も出るだろう。英語を学んだときはアメリカ映画やテレビドラマが好きだったということがあるからな。フィンランドの映画は詳しくないので、色々借りて見てみよう。