この間買ったフィンランド語の子供用の本をPが読んだ。

スウェーデンらしい話だった」というので、どういう意味かと聞くと、ゲイのテーマが入っているというのだ。子供二人の探偵ものということなのだが、舞台となるカフェのウェイターに泥棒(男)が片思いをしているというのである。日本のアマゾンのレビューにそんなことは全然書いていない。Pが深読みしすぎなのでは、と言ったが、他にどう解釈のしようがあるのだ、と譲らないP。"There is no doubt about it."と断言。 私のフィンランド語では全然判断できない。なんといっても1ページ目で挫折である。ほとんどの単語がわからないし、活用もまだ習っていないものがある。ちんぷんかんぷんである。1週間のsuggestopedicの日本語のクラスを取り、まるで言語学者気取りのPは、「とにかくわからなくても何度か読んでいればなんとなくわかるようになる」とうるさい。先生の下で他の生徒とやり取りして学んでいくのと、一人でだまってわけのわからない単語の羅列を読んでいくのとはまた違うだろうと反論しても、いいから読んでみろと偉そうである。ページだけめくって絵だけ見たが、それだけで泥棒の恋愛感情などわかる由も無い。既に、泥棒の恋愛悲話として読もうとしている自分。
この本の日本語版が欲しいとPが言う。私も読みたい。まじで。