キッチンに立ちっぱなしで作ったよ、生まれてはじめてのジャム、というかjelly。jellyというのは、日本語でなんといえばいいのだ。「ゼリー」だとデザートと思われるだろうし。研究社のリーダーズプラスによると「ゼリー状の半透明のジャム」だが、これじゃいちいち長いし。私はジェリーと呼ぶことにする。
クロスグリは少ししかなかったので、アカスグリと一緒に煮てやれと鍋に入れた。
 ベリー1.5キロ。
 砂糖750グラム。すごい量。
 水分が出てくる。
写真には撮る暇がなかったが、ベリーが柔らかくなったところでザルで漉した。皮付きでそのままジャムにしてしまうレシピも多かったが、口に皮が残るのが私はあんまり好きではないので漉すことにした。日本で使わないザルをずっと以前に持ってきたのだが、これが役に立った。ボウルの上にザルを置いてPに持ってもらい、ヘラでベリーをつぶして漉した。疲れた。アカスグリというのは、小さい種がたくさんあるのね。リテーナーと歯の間にひっかかったら痛かっただろう。漉すことにして良かった。
 滑らかなジュースに砂糖をごっぽり入れる。
ベリー1.5キロで左側のビン3本のジェリー。右2本と後ろの1本は、先に作ったアカスグリだけ1キロ分。
2年前、突然パイを作ると張り切ったPが買っていたペクチン入り砂糖があったので、両方のbatchに使おうと思ったのだが、調べてみるとアカスグリにはペクチンが多く含まれるということであった。ならば普通の砂糖でやってみようと最初のbatch(アカスグリだけのやつ)は、グラニュー糖を使った。ゆるいくらいで火から下ろさないとしっかりしたゲルになるということだったのだが、どのくらいをゆるいというのか、もっとトロッとしていなきゃならないのかよくわからず、不安ながらも適当なところでビンに詰めた。思ったより長い間液状のままだったので、このまま固まらないのかと心配であったが、冷蔵庫に入れておいたらしっかりぷるぷるになって安心した。
 アカスグリだけのジェリー。
クロスグリも入れた二回目のbatchは、グラニュー糖が残り少なくなってしまったので、ペクチン入り砂糖を使用。ペクチンが多いから最初のbatchより早く固まるかと思いきや、そうでもない。3時間は経過しているがまだ液状である。冷蔵庫に入れれば固まるのか。
味は甘酸っぱい。うひっという酸っぱさである。レシピによっては、もっと砂糖を入れるのもあるが、私はこの程度でいいかな。酸っぱいのはあまり得意ではないのだが、甘過ぎるのはもっと嫌だし。
さっきMちゃんが、P母と一緒に焼いたというブルーベリーパイとアップルパイを持ってきてくれた。ジェリーをちょこっと添えて食べたらおいしかった。うしし。