日本人の新型インフルエンザ騒ぎのピークは終わったようで、機内でマスクをしている人はほんの数人しか見なかった。私は寝る前にマスクを着用。口が開くから、が理由である。
騒ぎのピークは終わっても、機内では健康チェックシートの質問に答えなければならない。過去10日間に米国またはメキシコに行ったか、または米国またはメキシコから来た人と接触したか、発熱や咳のような症状はあるか、と3つの質問である。片面は日本語、もう片面は英語である。"Please corporation for your health."とか、"Do you stay in the US or Mexico in last 10 days?"とか書いてあった。ちょっと悲しかった。
飛行機を降りて、まずは検疫でこのシートを提出する。インフルエンザ騒動以前も、熱を測る機械が設置してあって係員一人が座ってチェックしていたが、今はマスクをした係員が二人おり、チェックシートの内容を確認し、必要であれば質問をし、OKであれば、検疫証明書をくれる。

入国審査の人達も皆さんマスク着用。オランダでは見なかった光景だ。今回の騒ぎに関連して、マスクに予防効果は無いとそこここで読んだが、どうなんだろうねえ。やっぱりゲホゲホしている人がいるところではマスクをしたくなるかな。まずはその人にマスクをして欲しいと思うが。
広島への新幹線の中でもマスクをしている人は見なかった。私は本を読んでいる間にまた眠くなり、そのまま寝た。「あ、また口が開いてる」と思ってうっすら意識が戻り目を開けたとき、どこかの駅に止まる寸前で、ドアの近くに座っていた私の横にスーツ姿のおじさんがたくさん並んでいた。マスクしとけばよかった。便利なマスク。利用しない手はない。