行ったわよ、サーキット。だが、結局Pにとっては非常に気の毒な日になってしまった。エンジン始動せず。前日にガレージでテストしたときには問題なかったらしいが、昨日はPが車に乗り込んでスタートボタンを押しても「ブスンブスン」というだけでエンジンがかからない。色々確認し、部品を取替え、私も言われる通りにわけがわからないまま手伝ったが、やはりダメ。3時間くらいがんばったのだが、結局帰ることにした。呪いの言葉も出てくる。元々行きたくなかった私だが、さすがに可哀相だった。あら、あたしって結構優しい。
だが、どちらにしても昨日のサーキットでは大した練習はできなかったとは思う。なにせすごい混雑だったのだ。まずオートバイが多かった。ポルシェなどの車もかなりの数で、その中でフォーミュラを運転するのはやりにくかっただろうと思う。
サーキットには色々な人が来る。休日だったからか、家族連れが目立った。恐いなと思うのが、乳母車を押していたり、犬を連れている女性がちんたら歩いている姿である。サーキットへ出入りするオートバイや車がわらわらいるのに。もっと恐いと思うのが、タバコを吸う人がやたら多いということ。燃料をポリタンクから車に入れる人はざらにいるのである。その横をタバコを手に歩くのはやめてくれと思うのである。なぜに禁止されないのか不思議でしょうがない。
車の修理中、必要な部品がないのですぐ近くにいたBMWをいじっている人達に聞いてみるとPが話に行った。これを使ってみればどうだと大変協力的だったらしい。いい人達だ。結局それでもダメだったのだけど。
こんないい人もいれば、感じの悪い人もいる。修理はあきらめて帰ることにしたため、車をトレーラーに載せなければならないわけだが、そのためにはトレーラーの後方にスペースが必要である。後方に車を持って行き、板2本をトレーラーにひっかけ、そこにタイヤを乗せて車を押し上げるのだ(筋肉痛です、はい)。Pのトレーラーのすぐ後ろに、オートバイを乗りに来た熟年男性とその妻らしき女性がいた。椅子に座ってタバコを吸っていた二人に、車を載せたいのでオートバイを動かしてくれるかと頼むと、「車二台分のスペースを一人で独占するのはだめだ」と言ったらしい。一体なんの話ですか。車をトレーラーに載せたいのだ、と説明すると、「今絶対にしなきゃいけない作業なのか」と返答したとか。やだねえ、ものを頼まれてこういう態度に出る人。オートバイのメンテをしているなどの事情があるのならまだしも、そこに放置してあるバイクを一時的に動かしてくれないかとお願いしているだけだというのに。結局動かしてくれたのだが、その動かした位置というのが、サーキットから返ってくるオートバイや車の通り道ぎりぎり。邪魔だし危ないじゃん、と思ったのだが、こんなじーさんにそんなことを意見していては話が面倒になるだけである。Pと私はさっさと車をトレーラーに載せておさらばした。
今日は、Pは修理に忙しい。私は筋肉痛と関節痛である。家でじっとしている予定。