明日はVappu(ヴァップ)。メーデーである。お祭り騒ぎ、酔っ払い騒ぎは今日の午後から既に始まっている。働く気もないようで、Pも午後3時過ぎには帰ってきた。私はずっとPの家界隈にしかおらず、ここ数日clinically depressedに近い症状(もしくは、鳥に向かって唄を歌うという狂気)が出ていたので、「ヘルシンキ行ってくる」と高いバス代を払って向かった(知らん間に片道4ユーロになってた。13分乗って521円。どこまで強気な経営っ)。バスの中で、もしや店もさっさと閉まるのでは、と不安がよぎったのだが、まさに的中。6時にはスーパー以外は閉店であった。まあ、コスチュームを着たり、お祭り騒ぎの準備をしている人達をたくさん見て、気分転換にはなった。妖精みたいな羽をつけた人あり、うさぎの耳つきのヘアバンドあり、色々であった。警察の車もたくさん待機していた。大変そうだな、今晩は。帰りのバスの中では、グラスに入ったシャンパンを飲んで乾杯している中年おじさんグループがいて驚いた。運転手も何も言わないし、ヴァップのときはこういうのは見て見ぬふりなんだろうか。

で、Pと私はヴァップに何をするかというとだね、サーキットに行くのである。号泣。Kayが来てくれないと、手伝う人が他にいないので困る、と言われたのである。前回はお仲間の男性と一緒であったが、彼は明日は用事があるらしい。気温は16度くらいといっても、強い日差しの中、私は一日外に出て、風にさらされ、肌年齢を一気に高めるわけである。さらに号泣。痛い関節を使って車をトレーラーに乗せ、服を汚しながら色々手伝わにゃならぬわけである。嗚咽。
確かにP一人では無理なのはわかる。車をトレーラーに乗せるのも、シートベルトも締めるのも、色々記録を取るのも一人では無理だ。wかるが、ものすごくいやいや手伝っているのだ、私は。さっきもじっと目を見て、「あんたが好きな趣味を持てることは素晴らしいことで、I'm really happy for youだが、私がここまでinvolveしなければならないというのは、本当に私はunhappyです」と訴えた。アイムソーリーと一応は言うが、そこまでソーリーと思っていないのはあの目を見ればわかる。遠慮という単語は知らない男だ。「迷惑かけてすまない」という発想はないに等しい性格。
「一人で出来る趣味を見つけろっ」と言ったが、「もっと年を取ったら」との返事。編み物しろ、編み物を。私は編み物で誰にも迷惑かけとらんぞ。