小学校6年のときだったか、学校の図書室で借りた次郎物語を読んだ。上巻と下巻に分かれていた。読み進みながら、「兎に角」と文中に出てくるたびに「うさぎにつの」と読んでいた。意味はわからなかったが、何かそういう言い回しなのだろうと思っていた。下巻の途中くらいで「とにかく、か」と気づき、自分でもおかしくて笑った。

本の内容はほとんど覚えていない。そんな本いっぱいあるなあ。