昨日の朝日新聞に、日本、フィンランド、イングランド、スコットランドの小中学校の教師に行ったアンケート結果が出ていたウェブ魚拓)。対象国の選択とその数が謎過ぎるが、フィンランドの結果をPにも教えた。
一日の労働時間が、日本約11時間、フィンランド約6時間とか。でもこれ、単純に比較できんだろう。フィンランドでは学校で「部活」というものがないと聞いたぞ。日本の学校じゃ、先生が部活の顧問もしておるではないか。小学校高学年で私は合唱クラブだったのだが、授業前も放課後も練習していた。朝は先生が来ない日もあったが、放課後は毎日指導してくれていた。その頃からの私の友達は、現在高校教師をしているのだが、確か以前赴任していた学校では、吹奏楽部の顧問をしていたはずだ。週末も長い休みのときも忙しそうであった。
夏休みの比較もなんだかなあ。日本は6日、フィンランドは63日だそうだ。笑うしかない。Pでさえ、これは長すぎると言っていた。フィンランドはほとんどの人が当然のように一ヶ月の夏休みを取るんだし、school yearの途中に夏休みがある日本と比べても、条件が違いすぎるだろうよ。

職場の人間関係に悩む傾向が日本の教師は高いらしいが、それを読んで、前述の友達の結婚式のときのことを思い出した。式の後、彼女の友人だという、同じく高校教師をしている女性二人とお茶を飲んだ。ご一緒にと誘われたのでご一緒させてもらったのだが、1時間近く、このうち一人の女性の勤め先の教師陣に関する不満を聞くこととなった。初対面なのになぁ、とちょっと戸惑ったのだが、内容があまりにぶっとんでいて、結構おもしろかったのでいまだに覚えている。

彼女は二人目を妊娠中で、育児休暇を取るところだったらしい。「僕も妊娠してみたいもんだ。いいねえ、休めて」と男性教師からさんざん嫌味を言われ、他のおっさん先生には、お腹をなでなでされたらしい。こういう男、本当に存在するのねと驚いた。

私が一番強烈に覚えているのは、その学校の校長の話である。ある晩、彼女と仲の良い先生達2、3人と飲みに行ったらしい。楽しく過ごして店を出たところで、ばったり校長に会ったとか。そのときはただ挨拶しただけだったらしいのだが、次の日の職員朝礼で述べた校長のお言葉がおもしろい。

飲みに出かけるときに校長を誘わないというのは、仲間はずれと同じことであり、そのような態度は生徒にも悪影響を及ぼす。

こんなだからアンタは誘われんのだよ、校長。なんつーか、一昔前の学園ドラマに出てきた、嫌味な教頭みたいな性格である。まったくもって胎教に悪そうな職場のようであった。

私は日本の高校には1年ちょっとしか行ってないが(つーか、在籍してないが)、教師関連では、ほんっとーーーーにろくでもない思い出しかない。詳しく思いだしたくもないので書かないが、もう「嫌い」という感情を超えて、軽蔑していた。あれほど視野がせまく、差別的な人間が多く集まった場所を私は今でも知らない。

あ、いかん、心が毒色に染まってきた。猫ブログでも見てほのぼのしよう。