宮島対岸の石亭にて昼食と温泉。天気も良く気持ちの良い日だった。
何時に到着するか事前に連絡しておけば、最寄りの大野浦駅まで宿の車が迎えに来てくれる。我々が申し込んでいたのは、あずまや遊び。11時から15時までのプランである。11時に到着し、部屋の準備が出来るまで、庭を臨む部屋でお茶を飲みながらしばし待つ。
 きれいな庭。
 

そして露天風呂のついた部屋へ通される。2階建ての離れのような部屋である。


この木の扉はなんだろう、と開けてみたら洗面所と素敵な内風呂だった。泊まれば入れるのだろう。


 食事は2階で。すりガラス戸の奥は寝室。ベッドが二つあった。

「こういう家に住みたい」とPが言い出すような素敵な空間であった。鴨居が低いんで、1回頭打ってたけど。2階に行くには、玄関のところにある階段とは別に、トイレの奥にももう一つ階段がついていた。「わーい、ここにも階段っ」と冒険気分で喜んだのはMちゃんではなく私であった。
Pには「超特大」サイズの浴衣を用意してた。でもなんか短かったが。まずは大浴場でひとっぷろ。大浴場といっても、小ぶりではある。女風呂には二つも露天風呂がついていた。利用客も他に二人だけ(えっらいおしゃべりに夢中なお二人だった)。彼女達が一つの露天風呂を使い、私とMちゃんはもう一つのを。もみじの葉の沈むお湯の中で、ゆっくりくつろいだ。
その後、お昼。すんごいご馳走だった。
 前菜。なまこもあったんで、これはPがすべてを食べ終わってから訳した。案外平気なようだった。私はなまこ大好きである。
Mちゃんには肉と刺身を使わないものをお願いしていたのだが、なんとイセエビとサザエ登場。

「一口食べさせろ」とPが箸を出し、「だめ!」と拒否するMちゃんとバトルに。いや、正直あたしも欲しかったよ。私達はお造りや穴子。どれも美味であった。
食後は満腹だったので、露天風呂に足をつけて休んだ。
 和傘があったので差してみた。
 お魚になったP。

贅沢な午後であった。また行きたい。