スーツケースはいつも空港便で先に送ることにしている。大きな荷物をかかえて新幹線に乗るのが嫌なのだ。思えば、高校生の頃は、こんな便利なサービスもなく、新大阪駅で「赤帽さん」を頼んでスーツケースを運んでもらっていたのだった。もう見ないねえ、赤帽さん。大体、あの頃は降りるエスカレーターがなく、エレベーターは業務用のみという、バリアだらけの状況だったのよね。だからこそ需要があった赤帽さん。なんかあたし、すごい昔の人のようだ。
ヤマトの空港便は、搭乗日の2日前までに出すことになっている。心配性の私は、もし道路で事故などあって遅れるかもしれない、と3日前に出すことにしている。笑っていいよ、この心配性を。以前、東京からうち来る宅配が、事故で遅れたのよ。大して遅れたわけじゃないんだが、そういうこともあるのか、と心配になったというわけ。
お届け完了メールを送ってもらうようにもしているのだが、それが今朝届いていた。配達完了日時は今朝8時半と記述されている。なんだ、3日前に出しても、届くのは搭乗日なのか。。。でもきっと私はこれからも3日前に集荷してもらうだろうな。笑えよ、私の心配性を。

で、今関空である。今回、初めて「Internet Checkin: Baggage Dropoff」のカウンターでスーツケースを預けた(今まではなぜかビジネスクラスのカウンター)。搭乗手続き係の人の手元を見ると、私の搭乗券は既に準備してあった。他にも5、6枚搭乗券が並べて置いてあったので、これはオンラインでチェックイン済みの人のを事前に用意してあるようだ。必ずInternet Checkinカウンターで処理するということに徹底したのね。でも、5、6枚って少ないな。やっぱりFinnairはツアーで他のヨーロッパの国に行く乗客が多いからだろうか。
せっかくのInternet Checkinカウンターなのだが、なんでかしらんが、このカウンター用の列は、ビジネスクラスのカウンター前に設けてあるのだ。ちゃんと"Internet Checkin"の看板もついているのだが、そこに並ぶと目の前はビジネスクラスなのである。あれ、ここでいいのかな、と係員に確認したら、そこでお待ちくださいとのこと。隣の列はエコノミーの人達が並んでいる。そしてその列の目の前にはInternet Checkinカウンターがあるのだ。こりゃあ、今スーツケースをdropoffしている人が去ったら、絶対に次にエコノミーの列に並んでる人が行くだろうなあ、と思っていたら、案の定そうなってしまった。えーっと、と思っていると、係員がその人を止めて、私を案内してくれた。係員の誘導がなくてもわかるような列の設置方法が望まれるねえ。

今回空港までの旅は、よく経験する新大阪駅での割り込みなどはなく、スムースであった。新幹線も関西空港線もオンタイム。この間、東北新幹線でシステム故障とかで4時間くらい止まってじゃない。ニュースで新幹線から降りて線路を歩いている人達を見て、他人事とは思えずドキドキしたよ。この中に飛行機に乗り換えようと思っていた人もいるんじゃないのかなとか。結婚式にもう間に合わないと言っているご婦人もいたな。
本当なら、空港近くで前泊するのが一番精神的には安心するのだが、この時期のヘルシンキ便は午後2時発だからねえ。無駄なお金も使いたくないし。無事に到着して安心した。ああ、心配性。

うぉお、なんかものすごい数の子供が先生に引率されて行進しているぞ。修学旅行かなんかか?6年生にしてはちょっと背が小さいぞ。社会見学かな。

子供といえば、新大阪駅のパン屋で不愉快なガキを見た。もうね、OBNOXIOUS. インド人の男の子のグループがかしましくパンを買っていた。最後に支払いをしていた男子が、店員さんに「ティシューペーパ」と何度も繰り返して言っている。明るい店員さんは、「ペーパー?あ、はいはい」とパッケージに入っているウェットタイプのワイプを渡す。するとものすごく馬鹿にしたようにそのガキは、「No! ティシューペーパ!」とうるさく言うのだ。それが手を拭くものとわかっていない。しつこくペーパペーパと繰り返す彼に、笑顔で店員さんは「はい、レシート」とレシートをカウンターへ置くと、そのガキは、ちっと舌打ちをして、さっき店員さんが置いたワイプをカウンターへバンとたたきつけて、去っていったのだ。11、2歳くらい。首根っこ捕まえて、Apologize to the ladyと言ってやればよかった。This is what the class society does to a childかと思った。ま、品のある家に育った子供はこんなことしないだろうけど。無礼な人間を見ると腹が立つものだが、大人に無礼な態度を取る子供ほど腹の立つものはないね。

さて、歯ブラシセットを買いに行かねば。なんか忘れているような気がしたのだが、やっぱり忘れ物をしていた。心配性のくせにこういうポカをするのよね。スタバで飲んだチャイラテが甘すぎて、歯を磨きたくて仕方が無い。

んでは、行ってきます。