無事到着。珍しく定刻に出発し、定刻に到着。私の席のライトがつかず、CAに伝えたところ、"OK. I'll have it fixed when we arrive in Helsinki."との答。彼女達はどうにもすることができないらしい。とほほ。初めての経験。私の後ろの席の人がライトを使っていたので、その明るさのおこぼれの中で本を読んだ。いい加減、目が疲れたので、蛍光灯が明るくついていたトイレのそばにある非常出口の前へ移動し、しばらく立って読んだ。寒かった。
入国審査のとこは、いつもどおりがら空き。機内はほぼ満席だったが、結局皆さん乗り換えてどこかへ行くらしい。私はone of the first ones to arrive thereだったのだが、All passportsのカウンターに審査官が誰もおらず、EUのカウンターだけが開いている。誰もいないんですけど、とEUの審査員に言うと、一人いるはずだ、と無愛想に答える。一応電気がついているカウンターはあるのだが、中には誰も居ない。そう伝えると、じゃこっちへ、と手招き。パスポートを見ながら、"Where are you going?"と聞く。思わず、"Where am I going?"と聞き返してしまった。なんつーか、私の中では、I just got to Finland and this is where I wanted to come.という感覚なので、これからどこへ行くのかという質問が妙に思えたわけ。実際、こんな質問をされたのは初めてである。彼は、"Yeah, where are you going?"と繰り返すので、"Er, I'm visiting friends in Espoo."と返事。彼はうなずき、"OK, Espoo. What's the purpose of your visit?" "... I'm visiting friends in Espoo."と返事。彼はうなずく。わからん。その後、結構長い間、私のパスポートをめくって見ていたが、無事ガチャンと判子を押してくれ、審査完了。別に入国を拒否されるようなことは何もしていないとはいえ、毎回なんかナーバスになるのよね。

今午前10時で、気温5度くらい。昼間は10度くらいになるらしい。冬じゃ。家の中が23度くらいに設定してあるので外に出るとその寒さに驚く。木々の葉も黄色に色づき、美しい。


これは隣の家の木。うちのライラックの陰から盗み撮り・・・。赤くなる葉っぱのつるが巻きついている。黄色くなる木が多い中、赤は目を引く。いいなあ。彼らの庭には芝生が植えられているのだが、その緑の上に赤い葉っぱが落ちていてとてもきれいだ。

ライラックはまだ葉も落ちず、青々している。


しかし、こう乾燥していると、洗顔後何もつけないとか、軽く化粧水だけですませるというはつらい。こっちの人で何もつけないという人はいるのだろうか。まあ、Pは何もつけないし、つけるのを嫌うが、冬場はしっかりガサガサになってるけどね。手なんかガビガビになってるのにハンドクリームつけるとそれに頼るようになるから嫌だと拒否するし。ただ、私が日本から持ってきたハンドクリームを使っていると、「ちょっと使わせて」と言う。つけてすぐサラサラになって、洗ってもヌルヌルしないというのが気に入ったらしい。こちらのハンドクリーム事情は詳しくないが、少なくとも以前買ったルメネのハンドクリームは、洗うとずーるずるになるので二度と買うまいと思っている。

踵の手入れもちゃんとしないと凶器にもなりそうなサボテン状態になるし、日本の冬の乾燥など可愛いもんだなと思う。加湿器出してもらわねば(あるのにまだ使っていない)。以前、マイクロフリースのタートルをこちらに持ってきたのだが、あまりの静電気に閉口して着るのをやめた。

これからフィンランドに旅する人は、保湿剤を忘れずに。