実家にて母と花札(どんな親子だ)。
子供の頃、母と数回やったことがあるのだが、遊び方は全部忘れていた(どんな親子だ)。母にしても、それこそ最後に遊んだのは私相手にやったときなのだと思うが、「これとこれで、役がついてXX点」とえらくきちんと覚えている。「ずっとやってないくせにいまだにここまでルールを覚えているということは、相当遊んでたね」と指摘すると、「だって、戦争終わって学校が無くなって、することなかったんだもの」とクククと笑う。終戦時、母は14歳。満州にいた。母にしても、花札なんて「不健全」というイメージがあったらしいのだが、祖母の具合が悪いときに手伝いにきていたおばさんに教えてもらったらしい。ルールを覚えてからは、叔父と遊んで腕をあげたんだと。
役が何か覚えられないので、点数を数えるのは母にまかせて遊んだ。別に何も賭けてない。
「もう遅いよ。帰ったほうがいいんじゃないの」と母に言われるまで、「もう一回」と遊び続けた私であった。ゲームとしてこれはおもしろい。
ネットでも遊べるのね。いや、そこまでしないけど。