美容院へ。相談してパーマもかけようかと思っていたのだが、まずは切ってみましょう、と美容師のKさん。ずっとボブだったのだが、裾がとにかくおもーい感じに伸びてしまっていたので、長さはそれほど変えないまま(肩くらい)、軽い感じにしてほしかったのだ。もうちょっと延ばしたいとも思っているので、素人考えではパーマをかけたほうが楽かなと思ったわけ。
Kさんは効率よくシャキシャキと切っていき、くしゅくしゅっと髪を整えて笑う。「パーマ、いらないと思います」後ろ側を鏡で見せてもらうと、「天然パーマですな」というくらい、下10センチくらいがクルクルになっている。自分でも驚いた。ここまでくせ毛が強くなっていたとは。
で、パーマはやめて、カラーだけしてもらった。ときどき家でラフィーネで染めるんだが、ヘアダイとは違うからすぐ落ちるし。お風呂で使えるとはいえ、ついつい面倒で放置してしまい、鏡を見てぎょっとしたりするわけよ。
長さは肩にぎりぎりくらいなのだが、全体的にスポーティになった。活動的な感じ。実際の性格とは程遠いわけだが。
「今日はどういう仕上げにします?」とドライヤー片手にKさんが聞いてくる。自分じゃきれいにブローはできないので、くせ毛の部分もストレートにセットしてもらうことにした。出来上がりは別人のようなサラサラ髪の私。すごいわ、プロは。
Kさんはもうすぐ赤ちゃんが生まれるので、私がフィンランドから帰ってくるまでに産休に入ってしまう可能性大である。生んだら数ヶ月で復帰するつもりらしいのだが、それまで私はどうしたらいいのだ。もう十数年、ずっと彼女一筋なのだ。フィンランドからの帰国便、変更して早く帰ってようかな、なんてね。Pと過ごす時間よりもヘアカットを優先しようとする女。ひどいわねえ。