G-Callが提供するモバイルブロードバンド用デバイスを導入した。

番号が書いてあるシールが貼ってあるので、念のためそこは消しておいた。デバイスはレンタル扱いである。解約すれば返却しなければならない。速度は最速7.2MBps。USBポートへ接続するだけでよい。ほとんどストレス無く動画も見られるが、別のサイトに行くときなど、ときどき「引っかかってる」感じがして、スムースに移動しないときもある。無線だから、電波の状態なども関連するかも。
実は、今住んでいるところに引越してから、ずっとISDNであった。あなた、ISDNよ。その前はADSLだったのだが、この家は電話線が光回線だとかで、ADSLは無理だったのだ。「道路の向こうはOKなんですけどね」とNTTのおじさん。10数年前から光回線のモデル地区らしく、ゆえにADSLは無理ということらしい。
ここに引越した当時、光にするためにNTTに電話すると、光設置が可能かどうかを見に来る予約は3ヶ月後じゃないと空きが無いという。仕事でネットを使う私は、アナログ回線で3ヶ月も過ごせんわい、と一時的なつもりでISDNにしたのだった。トロトロと遅いISDN。我慢強くなったよ、あたしも。光を申し込んだものの、詳細は省くが、結局建物に穴を開けねばだめかも、ということになった。自分ちでもない、おまけに大家さんは忙しくてなかなか自宅にもいらっしゃらない、で、大家さんを巻き込むのが面倒ですっぱりあきらめた。他の手段も考えたのだが、フィンランドと行き来したりしているうちにすべてが面倒になって、「いいわ、ISDNで」とスローネットライフを送っていたのだ。
Pの家は無線ブロードバンドを設置しているので、実に快適である。スカイプビデオチャットしていても、彼は台所へ行きたければ、ラップトップを持って移動し、朝食の用意をしながらしゃべる、ということができるが、デスクトップで有線の私は、いつもコンピューターの前から動けない。案外不便でさ、これが。
G-callは国際電話がえらく安いので、Pの携帯に電話するとき用に加入していた(あんまりかけないんだけど)。請求書にこの無線モバイル用デバイスのチラシが同封されていたので、これこそ私の探していたもの、とすぐに申し込んだ。大家さんを巻き込まなくてもいいというのがポイントである。
家の外で使ったりすることはそうないとは思うが、まあ、使おうと思えば、すぐそばの公園のベンチでも使えるだろう。実家でも使えることは確認済み。便利な世の中になったものよ。