いつものごとく、時差ぼけで眠れない。こっちに帰ってからの調整は本当に難しい。自宅についてから、昼寝をするのがよくないんだな。わかってるんだが、どうしても疲労で寝てしまう。飛行機の中で寝たからとはいえ、やっぱり疲れるのは同じであった。
帰りの便でも乳製品OKのベジタリアンミールを頼んでいた。通常の夕食は牛肉だったが、私のはキノコソースのかかったパスタと、tater totsみたいなジャガイモのコロッケのようなものだった。まあまあの味。今までベジタリアンを頼んだときには、皆さんと同じく蕎麦も出ていたのだが出汁だけはない、という妙な状態であったが、今回は蕎麦の変わりにトマトときゅうりの厚切りがついていた。フィンランドのcatererが、蕎麦は出汁なしで食べるものではない、とついに気付いたようだ。これは確かに進歩なのだが、もう一つの容器には、皆さんと同じくトマトときゅうりがメインのサラダが入っているわけで、トマトときゅうりたっぷりのメニュー。手抜きだなあ。日本のcatererの方が、確実にもっと気を使ったメニューを出している。普通のサラダに加えて、キノコサラダとか、フルーツとか。蕎麦用の海苔のパッケージが私のトレイにも載っていたのが可笑しかった。サラダにかけろというのか。
朝ごはんは、トマトソースのかかった薄いパンケーキと、カレー味をつけたつぶした豆を小さくまるめて揚げたものだった。豆類が好きなのでおいしいと思ったが、朝にこれを出すのはおもしろいなと感じた。ヒンズー教の人用のミールの流用だったんだろうか。I don't know what they eatだけど。
そして皆さんにはヨーグルトが出されているところ、私には紙容器に入ったブルーベリージュースだった。乳製品OKのメニューなんだからヨーグルトだってかまわなかったのに謎。オレンジジュースもあるし、夕食のダブルサラダと同じく、ダブルジュースかあと思いつつストローを突き刺して飲んでみたら、なんだかドロッしている。ジュースじゃないわ、これ、とパッケージを見ると、keittoという文字が。これは確かスープという意味では。スウェーデン語を見たら、soppaとある。反っ歯ではない(直したもん)。これは絶対スープだと確信。ブルーベリースープである。
調べてみたらスウェーデンでは、冷たく冷やしたブルーベリースープが夏の前菜やデザートに好まれるそうである。へえ。
おなかがあまり空いていなかったということもあるが、私は残してしまった。ちょっと私には甘過ぎた。家庭で作ったらおいしいのかも。