上着がいらないほど暖かかったり、ないと肌寒かったりと最近いろいろである。昨日は春のコートを着ていないとちょっと寒かった。歩いている女性陣を見ると、ぱきっと明るい色のコートを着ている人に目が行く。真っ赤とか、真っ青とか。いいなあ。
春先、日本でもきれいな色のコートが出ているのを見た。私の物欲を大いに刺激したのだが、いやいや、コートはあるから買わない、退屈なベージュだけどあるから買わない、と自分に言い聞かせ、我慢した。昨日ストックマンで、すそがフレアになっている紺のコートを着ているお嬢さんを見た。可愛いなあ、フレア。これも今年はよく見る形だ。いや、買わないけど。
今までの春のコートといえば、パステルカラーという印象が強い。ネコも杓子も薄いブルーや黄色やピンクのコートを着ていた。十数年前、私も薄いグリーンのコートを持っていたが、あんまりみんながおんなじような格好なので嫌になり、探しに探して、割と濃いトーンの空色を買った。今思い出してもいい色だったなあ。ただ、形ががばがば大きくて、もういかにも「一昔前のコート」という感じなので数年前に処分した。
今回フィンランドに来るときに着てきたベージュのライナーつきコートは、秋に買ったものである。ピンクっぽいベージュなので春も着ている。日本は25度と暑そうなので、今回はPのところに置いて帰国することにした。たぶん、フィンランドでコートが必要になる頃にはまた滞在していると思うんで、置いてってもいいや。日本でコートが必要な秋に「あら、困ったわ、コートをフィンランドに置いてきたままじゃない。新しいのを買わなくっちゃ♪」という状況に持っていこうとしているのでは決してない。ない。