一週間のアメリカ出張へ経つPを空港で見送った。一緒にタクシーで行っただけだが。私が今回こちらに来る飛行機の予約をした後にこの出張の日付が決まったので、タイミングの悪いこと至極。仕方あるまい。
空港からは、ヘルシンキまでのバスに乗ることにした。タクシーでまた40ユーロも払って家に直接帰るのもバカバカしいし。Finnairのバスは確か5ユーロちょっととかって機内誌に書いてあったよね、と思いながら、皆さんが乗り込んでいるバスに乗った。すると、いつもPの家からヘルシンキへ行くときと同じく、3.8ユーロであった。あれ、乗り合いバスですか、これ、とちょっと不安になりながらも、乗り場にはHelsinkiと書いてあったのでとりあえず座った。途中のバス停で止まるので間違いなく乗り合いバスだったのだが、まあ、方向としてはヘルシンキだし、違ったら違ったでいいわ、と心配性のくせにこういうときだけはなぜか気が大きくなる私。で、しばらくしたらちゃんとヘルシンキの中央駅近くに到着。よかったわ、Finnairのバスより安く済んで。
せっかくヘルシンキにいるのだから、美術館へ行こうとKiasmaへ。店は休みだからね、日曜日は。今日が特別展の最終日だったらしく、結構な数の人がいた。ここは現代美術館で、「ああ、そういえばあたしは現代美術か好きなのよね」と思い出した。はるか昔、美術史を専攻していた自分を思い出したわけよ。広島の現代美術館も行けばおもしろいと思い、もっと頻繁に来ようと思うだが、私の家からアクセスが悪いのでなかなか行く気にならない。die-hard出不精ゆえ。
Kiasmaで見た久々の現代美術は非常におもしろかった。実に久々の知的刺激になった。