私は日本の古典をほとんど知らない。日本の高校時代にも1年だがやったのだから、全然知らないわけではないはずだが、記憶にない。古語辞典を持っていたのだけ覚えている。
古語で読むほどの興味なんてないが、話の内容くらい知りたいとふと思い立ち、平家物語の現代訳を買ってみた。

吉村昭の平家物語 (講談社文庫)

吉村昭の平家物語 (講談社文庫)

読みやすい。情緒がないといえば、ない。こうだった、ああだった、こうした、ああした、と書き連ねてある。だが、話はよくわかる。清盛、調子ん乗ってんじゃないよ、と心の中でつっこみながら楽に読み進めることができる。おまけに1冊ものである。なんか、cliffs noteって感じがしないでもないが、まあ良いのだ。あとで、もっと長いバージョンを読みたいと思うかもしれないし。宮尾登美子さんのとか。
で、次は瀬戸内寂聴さんの源氏物語を読みたい。もう何年も前から思ってはいるのだが、実行できていない。図書館ではいつも貸し出し中である。予約をしないってのが、私の積極性を表しているが。
源氏物語は、大学時代に英語でちょろっと読んだことがある。やはり何も覚えていない。結局、この程度の頭なのである、あたしは。
インターネットがなければ、もっと読書するだろうなあと思いながら、ブログをつける女。