新聞を読みながらPが言う。「高校3年の授業が終わったらしい。今日は、3年生が車で街を巡って、キャンディーを投げる日だ」 はい?
説明を求めると、高校3年生はこの時期ですべて授業を終え、1ヶ月ほどの卒業試験準備期間に入ると言う。学校に行かなくてもいいらしい。試験そのものも1ヶ月くらい続くとか。ひーっ。今まで習ったことすべてをテストされる、と言う。で、とりあえず授業が終わったお祝いってことで、トラックの後ろに乗って、キャンディを投げるんだと。この試験に合格しなければ、「帽子がもらえない」らしい。

5月1日のVappuというお祭りのとき、皆さんこれをかぶって騒ぐらしい。
興味深い教育システムだのう、と思った。大学へ進もうが進むまいが、これをパスしないと卒業できないらしい。
さっき、お昼でも食べようかと思っていたら、外から歓声が聞こえてきた。お、あれかな、と思い、窓から覗いてみると、いつもは土砂とか積んでそうな大きなトラックの荷台に若者が大勢乗って、手を振って騒ぎながら通り過ぎていった。ドクロの旗をつけてるトラックもあった。5、6台続けて通り、最後尾にはパトカーがついていた。
大変な試験そうだが、みんながんばれ。