年末にPと実家へ行き、96歳のばあ様にPを紹介。彼女はちょうどコンビニから帰ってきたところで、リビングにいた私達に「まあ、これはこれは、はじめまして」とばあ様らしくえらく丁寧に深々と頭を下げて挨拶。その後、「それじゃ、ごゆっくり」とあっさりスタスタと自室に戻っていった。
そして元日の今日実家に行き、おめでとうを言おうとばあ様の部屋をノック。「あけましておめでとう」と言うと、「え?」と聞こえていない。正月だって気付いてないかもしれない。「お正月だから挨拶にきたよ」と言うと、Pを見て「どなた?」と不思議そうな顔をして私を見る。「この間会ったじゃん。フィンランドのP」と言うと、「ああ。同じ人?」年末と正月で違う男を連れてくる女。かっこいいなあ。
しかし、ばあ様の記憶のまだら具合は徐々に顕著になっている。脳トレのゲームでも買ってやるか。